2003年3月22日土曜日

近況報告(春のお便り)


近況報告(春のお便り)
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余丁町散人

春分の日も過ぎてだんだん日が長くなっているのですが、今日はまた冬に戻ったような寒空です。地球温暖化とか炎暑とか暖冬になれてしまったので、何だか昔懐かしい感じ。昔の日本家屋での生活は冬本当に寒かった。戦後強くなったのは女と靴下といわれた頃もありましたが、それ以上に変わったのは一般住宅内の気温。住宅の冷暖房設備と建築手法が飛躍的に進歩したおかげです、日本のどの地方にいても年中快適に生活できるようになりました。文明の進歩ですね。昔はやれ暑いとかやれ寒いとかいって避暑や避寒に出かけたようですが、いまや必要なし。出不精の散人にとっては有り難い時代です。

馬鹿なネコ(ピカチュウ)

フランス語の勉強開始

昨年末からフランス語の勉強をはじめました。何を今更という感じですが、"never too late" の精神です。家内がフランス人なので小生も不自由がないと思っておられる人が多いのですが実は出来ない。家内とは最初は英語で話しその後すぐ日本語で話すようになり以来それがずっと続いています。仕事でも使わないし、なんやかやと忙しく勉強する時間がなかった。昨年11月に一念発起しルモンド記事を翻訳してみることにしました。

最初はとても難しかったのですが、続けて行くと少しずつですがだんだん読めるようになるから不思議です。語学というものは語彙が決め手ですからとにかく単語の量です。単語が分かってくると今度はテレビも分かるようになるから面白いし、やがては話したり書いたり出来るようになるはずです。会話は最後なのです。日本では昔の読み書き重視の教育方法の反省から会話教育がもてはやされますが、やはりそれは逆だと思う。新聞も読めないのに話すことは出来ませんし聞いても分からない。幸い時間がいっぱいあるので十年がかりで挑戦することとしました。

マックの iPhoto という写真整理ソフトで昔の写真を整理しはじめました。スキャナーで取り込むのですが、時間がかかるのでぼちぼちやっています。整理していて思いもかけない写真に出会ったりすると感慨深いものがあります。昔の写真を懐かしがるとは、散人も歳をとりました。

家族
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家内は最近頻繁にイラク戦争に反対するデモに参加しています。きのうも出かけた。1968年5月ドゴール打倒の大デモに参加した68年5月世代なので、やはり昔の血が騒ぐのでしょう。日仏家族会の活動でも忙しくほとんど毎日外で何かやってます。散人はもっぱら主夫業に専念。

息子の暁ですが、卒業制作やアメリカでのCGコンテストへの参加作品の製作で先週までほとんど寝ないで仕事をやってましたが、ようやくそれも終わり、二年ぶりでフランスに出かけています。フランスには同じ年頃の男の従兄弟が二人いるので、三人でわいわいやるのが一番楽しい様子(写真送ってきました)。4月からいよいよ就職です。鬚を生やしていますが、デザイナーだといってもやっぱり会社じゃ駄目でしょうね。剃らせないといけないな。

最後にネコ(ピカチュウ)ですが、相変わらずエライ元気です。ネコ扉を付けたので、外出は自由自在。近所にも出かけていきますが、あまり人に迷惑をかけることをしないと良いのですが・・・。ヘンな格好をして昼寝をするくせも変わりません。

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